土屋光逸　「東京風景　上野公園」昭和１４年　後摺り（擦師：セキ）　木版画　新版画　師：小林清親　以下検索用→　川瀬巴水　吉田博

土屋光逸 「上野公園」昭和１４年 後摺り

光逸の代表作「東京風景」シリーズ十二枚の内の一枚です。
擦りの名手として海外でも名高い「擦り師 セキ」の作品です。昭和後半の擦りとなります。

土屋光逸：
明治3年 － 昭和24年 静岡県出身
川瀬巴水らと並び、新版画を代表する風景版画家。
１６才で版画家の小林清親の内弟子となった。清親十七回忌記念展で渡邊庄三郎に見出され、木版画界にその名が知られた。その後は、版元の土井貞一と連携し、美しい日本の風景版画を制作し続た。
浮世絵木版画の収集で著名な、ムラーコレクションの中から、光逸の多くの作品が世界の名作としてスミソニアン協会に所蔵されることになった。

商品解説：
屋根と他の部分を薄い黒とくすんだ紅の色面で描き、線描を使わずに表現しているのは、夜空に聳え立つ五重塔の表現としては最高の手法であろう。池畔の家から漏れる窓の光はこの絵の中心部にあって、強烈なアクセントをなしていることも見逃せない。
やはりこの絵の見所は、近影の美人ではなく、夜桜と対照的に描かれた遠景描写であろう。
※付属解説文より抜粋

版権所有：土井英一
摺： セキ
彫： ハラ田
版元：浜松堂（土井版画店が1963年～1981年まで使用していた商号）
サイズ（画部）：約39cm×26cm 和紙サイズ・約43cm×30cm ※一般的な（大奉書）大判より若干大きいサイズです
状態：大変良い状態です。 後摺り、昭和後半の擦り。
（マージンの汚れは制作時のものです。）
※木版画は1枚1枚手摺りで作製時の汚れなどが多少ございます。
※本物補償品です。本物でない場合は返品に応じます。
※額縁はございません。作品のみです。
 商品の状態は細かな点など見落としがある場合がございます。
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